T―岡田に居残り指令 森脇監督「まだ物足りない」

[ 2014年8月9日 08:00 ]

打撃投手を務める森脇監督

パ・リーグ オリックス-楽天(雨天中止)

(8月8日 コボスタ宮城)
 オリックスの森脇浩司監督(54)が、全体練習後にT―岡田、鉄平に対して打撃投手を務め、愛情いっぱいの直球を投げ込んだ。

 楽天戦の雨天中止が決まった直後だ。コボスタ宮城の室内練習場で指揮官はマシン打撃で打ち込んでいたT―岡田に対して、さらに居残り指令。2人に約30分も投げ込んだ。

 T―岡田については「これまで鈍感だった人が敏感になった。その変化は尊いが、まだ物足りないし、満足できるものではない」。守備や走塁にも高い意識を求めたが、打撃でも同様。ここまで17本塁打、54打点など結果は出しているものの、「この前の(6日の日本ハム戦、3点リードの8回)2死満塁で打っていれば、馬原か平野は休ませられた」。現状、救援陣はフル回転のため、大量得点で休ませたいのが本音のようだ。

 糸井の後を打つ5番だけに、キーマンであることは間違いない。特に試合終盤では糸井との勝負は避けられる。T―岡田は「ビジターが続くので、こういう機会に振り込めてよかった。監督には結果という形でお返ししたい」と思いを受け取った。後半戦は14試合で、無安打の試合が8試合。波を少なくすることで、救援陣も救う決意だった。

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