“ポスト里崎”吉田 初打席いきなり大谷からプロ1号!

[ 2014年2月23日 05:30 ]

<日・ロ>3回、大谷から右中間にプロ1号となるソロ本塁打を放つ吉田

オープン戦 ロッテ1―7日本ハム

(2月22日 名護)
 オープン戦ルーキー第1号だ。ロッテのドラフト2位・吉田(立正大)が3回、先頭で139キロ直球を完璧に捉え、逆方向の右中間席に放り込んだ。先発マスクをかぶった将来の正捕手候補は自慢のパワーを披露。しかも、「プロ1号」は二刀流の大谷から打った。

 「追い込まれていたので、とにかく前に飛ばそうと食らいついた。大谷君から打てたことで自信にはなりました」

 遠投110メートルの強肩、リードにも定評のある即戦力捕手だが、課題は打撃だった。肩に力が入ったスイングが目立ち、チーム内から「ロボット」「メカ」などのあだ名がついたほど。石垣島キャンプでは連日、早出特打を行い、上半身の力を抜くために下半身主導で打ち込んだ。居残り特打では憧れの伊東監督からつきっきりの指導を受け、打撃向上に努めた。

 20日の日本ハムとの練習試合(名護)では昨季盗塁王の陽岱鋼(ヨウダイカン)の二盗を阻止。打撃は成長過程だが、伊東監督は「少しずつ自分のスイングができるようになっている」と目を細めた。「ポスト里崎」の最有力候補は開幕1軍に向け、実戦の中で着実に成長している。

 ≪吉田裕太アラカルト≫

 ☆生まれ 1991年(平3)7月21日、千葉県流山市生まれの22歳。

 ☆サイズ&投打 1メートル83、94キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 小学2年までサッカークラブだったが、同3年からボーイズリーグ・流山クラブで野球を始める。中学時代は「柏シニア」。日大三で3年夏に甲子園出場(2回戦敗退)し、立正大2年時に大学日本代表入り。

 ☆プロ野球選手としての目標 ベストナインとゴールデングラブのダブル受賞。

 ☆好きな女性のタイプ 真面目で優しい人。芸能人ではモデルで女優の大政絢。

 ☆趣味 音楽鑑賞。好きなアーティストはアジアン・カンフー・ジェネレーション。

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