T―岡田 初打席で同点二塁打!4番奪取へ手応え

[ 2014年2月23日 05:30 ]

<オ・中>5回2死二塁、T―岡田は右中間に適時二塁打を放つ

オープン戦 オリックス2―1中日

(2月22日 北谷)
 打席内での迫力が復活した。1点を追う5回2死二塁。オリックスのT―岡田が会心の一振りで試合を振り出しに戻した。「追い込まれてから、少し甘い球だったけど、右中間に打てたのが大きいです」。山内の外角フォークボールを、タイミングを崩さず強振。打球は右中間を深々と破る同点適時二塁打となった。定位置奪回を目指すかつてのキングが、オープン戦初打席で結果を出した。

 悲壮な決意で今季に臨む。10年の本塁打王も近年は不振にあえぎ、昨年はわずか4本塁打。復活のため、まずは年末に104キロあった体重をキャンプインまでに約7キロ絞り込んだ。キャンプでは下半身と上半身の連動を最大の課題にバットを振り込み。左大腿(だいたい)四頭筋の張りで別メニュー調整を余儀なくされたが、足の状態も完全に回復した。「今日みたいに甘い球を一発でしとめられるようにしたい」。取り組みは確実に効果を生み出しつつある。

 森脇監督も「去年はああいうところの1本がこれでもか、というくらい出なかった。チャンスでの打撃はウチの課題」とし、T―岡田の打撃を絶賛した。得点源となるべき男がまずは定位置を確保し、輝きを取り戻す。

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2014年2月23日のニュース