柳田V予兆!?満塁弾 オープン戦初戦はチーム41年ぶり

[ 2014年2月23日 05:52 ]

<ソ・西>5回2死満塁、右越え満塁本塁打を放った柳田を出迎えるナイン

オープン戦 ソフトバンク8―1西武

(2月22日 宮崎アイビー)
 当たれば飛ぶ。5回2死満塁。ソフトバンクの柳田が松下のスライダーを強振すると低い弾道が右翼フェンスを越えた。「ちょい、詰まり気味でしたね。ドライブがかかった。ラッキーです」。昨季のオープン戦で12球団トップの6本塁打を放った25歳は、今季も初戦から満塁本塁打と好結果を残した。

 3年目の昨季は自己最多の11本塁打。球団OBで侍ジャパンの小久保監督が自身の後継者に指名し、「30発くらい打てる力がある」と期待を寄せる和製大砲だ。1月にはオリックス・糸井と自主トレを行い、身体能力の高さから「超人」と呼ばれる男に「日本人で一番飛ばす。化け物」と言わしめた。キャンプでは連日、全体練習後にロングティーを繰り返し、打球を上げる打ち方を徹底するなど長所を磨いた。7回の満塁機では甘い球を打ち損じた。外野の定位置確保に向け、「メンタルを強くしないといけない」と自身に言い聞かせるように話した。

 ≪73年南海のスミス以来≫柳田(ソ)が満塁本塁打。オープン戦初戦で満塁弾を放ったのは橋本(ロ)が06年2月25日楽天戦で記録して以来8年ぶり。ホークスのオープン戦満塁弾は02年3月19日ロッテ戦の城島以来だが、この時はチーム15試合目。初戦に限ると南海時代の73年3月10日ヤクルト戦でスミスがマークして以来41年ぶりだ。ちなみにこの年は野村兼任監督のもとリーグ優勝を果たしているが今季はどうか。

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2014年2月23日のニュース