原監督号泣…水沢さん告別式「ミズ、俺は悲しい。早すぎるよ」

[ 2014年1月18日 05:30 ]

原監督は弔辞を読み上げながら何度も声を詰まらせる

 肝不全のため10日に48歳でなくなった巨人の元投手で、編成調査室員の水沢薫(みずさわ・かおる)さんの葬儀・告別式が17日、神奈川県横浜市の新横浜総合斎場で営まれた。286人が参列し、弔辞を読んだ原辰徳監督(55)は涙で何度も言葉を詰まらせた。

 「ミズ、俺は悲しい。早すぎるよ」と霊前に語りかけた。「友人であり、戦友でもありました」。08年から監督付マネジャーとして、常にそばにいてくれた。世界一となった09年第2回WBCにも帯同した。最高級ワインのシャンベルタンを2人で飲んで以降、機会があるたびにシャンベルタンと水沢氏が繰り返していた思い出も披露。「ミズ、本当に味が分かってたのか?」と言っておえつを漏らした。

 9日夕方に電話で「もう少し体力が上がって元気になってから病院に行くよ」と言うと「そうしてください。頑張ります」と返ってきた。それが最後の会話だった。

 「あなたが教えてくれたくよくよせずに前向きに進む。この言葉、みんな分かっています」

 悲しみを胸に、原監督が日本一奪回を誓った。

 ◇主な参列者 桃井恒和、原沢敦、山本浩二、伊原春樹、石井浩郎、高代延博、元木大介、村田修一、寺内崇幸、沢村拓一、菅野智之 =敬称略、順不同

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