秋山、金刀比羅宮で自主トレ「勝たせてくださいと祈りながら…」

[ 2014年1月18日 09:23 ]

金刀比羅宮の1368段に及ぶ石段を駆け上がる阪神・秋山

 阪神の秋山拓巳投手(22)が17日、香川県仲多郡琴平町の金刀比羅宮で自主トレを行った。小雪舞う中、荒い吐息が折り重なる。参拝客の間を縫って、石段を一気に駆け上がっていく。地にぶつけたのは悔しさだ。

 「(投手コーチの)中西さんに“御利益のある場所だから運をもらってこい”と言われました。勝たせてくださいと祈りながら走っています」

 昨年末、同投手コーチから石段昇りを勧められた。1軍で8試合に先発しながら未勝利に終わり、神頼みだ。05年には女子レスリングで五輪3大会連続金メダル獲得の吉田沙保里もトレーニングを兼ねて必勝祈願に訪れた。12年6月30日のヤクルト戦(神宮)以来、白星に見放されている22歳にとってはこれ以上ないパワースポットで、“勝ち運ボディー”を身につける。

 トレーニングの内容も過酷を極める。スタート地点の参道から奥社までの1368段を朝、昼、夕方の1日3往復し、所要時間は3時間にも及ぶ。昼はキャッチボールなどで肩を作り、夜は近隣施設でウエートトレーニングにも励む。

 「かなりきついです…。朝の1本目で足がパンパンになりますから。昇り方も工夫をしてお尻を使って上がるというか、膝に負担がかからないようにしています。首脳陣の期待をずっと裏切っているので、信頼もなくなってくる。今年はチャンスですけど次はない…」。4勝を挙げ華々しくデビューした1年目以降は、先発枠入りを期待されながら伸び悩んでいる。岩貞、大瀬良ら同い歳の大卒組がプロ入りしてきただけに心中穏やかでない。

 「いつまでも期待で終わるわけにはいかない。危機感をもってやらないと」。10日から始まった石段登りも、この日が8日目で、21日に鳴尾浜に戻る。開幕ローテーション入りという“頂”を目指して、秋山が石段を駆け上がる。

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