“巨人・菅野”始動！ルーキーイヤーへ「まずは自分との戦い」

始動し、坂道をランニングする巨人ドラフト１位の菅野

　巨人のドラフト１位ルーキー、菅野智之投手（東海大）が６日、神奈川県平塚市の東海大のグラウンドで始動した。約３時間の練習で、ブルペンでは捕手を立たせたままながら、変化球を交えて３５球を投げた。「去年１年、試合で投げられなかったので、しっかり準備をしないといけない。まずは自分との戦いだと思う」と決意を語った。

　２０１１年のドラフト会議で日本ハムの指名を拒否して１年間、浪人した。公式戦で投げられず、トレーニングに取り組む日々が続いた。「去年の悔しさ、もどかしさを晴らしたい気持ちがある。すがすがしい気持ち」と明るい表情で話した。

　ことしを表す１文字として挙げたのは「学」。伯父の原辰徳監督が率いる念願の巨人入団を果たし「去年の日本一のチーム。経験豊富な投手がそろっているし、いろんなことを吸収して学びたい」と目を輝かせた。

　８日に川崎市のジャイアンツ寮に入り、１０日からは新人合同自主トレーニングが始まる。新たな１年に向け「（不安は）あまり考えていない。前向きな気持ちで取り組んでいる」と話した。