清原氏「並んで打つのが好きだった」…松井にねぎらい続々

[ 2012年12月29日 06:00 ]

巨人時代、フリー打撃で飛距離を競い合った清原(左)と松井

松井秀喜引退

 【さらば松井】

 ▼加藤良三コミッショナー 日本球界が生んだ最高の飛距離を誇るホームラン打者であるとともに非常に勝負強かった。ジャーナリズムを含めて厳しい環境のニューヨークで温かく受け入れられたのは彼の人徳、人柄があったからだと思う。

 ▼巨人・高橋由 どんなことがあっても変わらない強さを感じた。弱音は聞いたことがない。あんな強い選手は見たことがありません。

 ▼巨人・阿部 いつも冷静。何も言わずに成績を残して引っ張っていた。(引退されても)野球界にとって大きな存在。

 ▼DeNA・中畑清監督 彼の生きざまを見てきたので、日本ではプレーをしないだろうと思っていた。今度は指導者として早いうちに顔を見せてほしい。俺の後で待ってます。

 ▼楽天・星野仙一監督 DHならまだまだできるだろう。うちへ来て4番DHでやってほしかったな。

 ▼侍ジャパン・山本浩二監督 ヤンキースに行って動くボールに対応すべくバックスイングを小さくするなど難しい打撃改良も行った。その努力と、ファンの期待に応え続けた姿勢は本当に素晴らしい。

 ▼落合博満氏(元中日監督) 巨人で一緒だった20歳前後の頃の松井というと、技術的には粗削りだったが、それを補って余りあるパワーがあった。日本で10年間、そして米国で10年間、ある意味、やれるだけのことは全てやり切ったんだろうと思う。

 ▼篠塚和典氏(巨人OB) キャンプで同じ部屋になったのを思い出す。私も現役だったし、われわれの取り組む姿勢を見てくれればと、身を引き締めたのを覚えている。

 ▼清原和博氏(元オリックス) 現役時代、フリー打撃を並んで打つのが好きだった。松井と俺のフリー打撃を超えるコンビは見当たらない。松井以上のパワーヒッターはどこにもいなかったね。巨人の4番として活躍し、ヤンキースではワールドシリーズのMVPまで獲得。本当に最高の野球人生だと思うし、拍手を送りたい。

 ▼高津臣吾氏(元ヤクルト)同じ時代に対戦できたことをうれしく思います。第1号ホームランを打たれた時、18歳の松井君に驚かされたことをよく覚えてます。

 ▼金本知憲氏(元阪神) 同じ左打者として目標としていた選手。年齢は僕より6歳も下。まだ年齢も若いので現役復帰するんじゃないでしょうか。今は「復帰」に向けてゆっくり体を休めてほしいと思います。

 ▼小久保裕紀氏(元ソフトバンク) 個人的には向こうで培ったものを後輩に(日本で伝えてほしい)という気持ちはあった。

 ▼中日・山本昌 日本最高の左打者の一人。打席での雰囲気は今まで対戦した中でも別格。

 ▼横綱・白鵬(大相撲) もっと現役でやってもらいたいという気持ちはありましたが、ご本人はメジャーでやりきって、引き際を感じたのだと思います。相撲で言うと大横綱でした。

続きを表示

2012年12月29日のニュース