ベンツもらった田島 “岩瀬道”突き進む「何かがある」

[ 2012年12月10日 06:00 ]

 進むべきは「岩瀬道」だ。今季は新人ながら56試合に登板した中日の田島慎二投手(22)が9日、ヤナセ名古屋支店で、今季もっとも印象に残った選手に贈られるヤナセMIP賞の授賞式に出席。自身初のマイカーとなる「メルセデス・ベンツC180」をゲットし、今後の目標に入団から50試合以上登板を継続する鉄腕の後継者になることを掲げた。

 「本当に凄いです。14年も続けてやれるのには絶対、何かがあると思う。そういうものも盗んでいかないといけない」

 新人で50試合以上に登板したのは、中日では99年の岩瀬以来。その先輩も中継ぎからキャリアをスタートし、球界最高峰の守護神にまで上り詰めた。年明けには山本昌らが行う鳥取のジム「ワールドウイング」での自主トレに初参加する右腕。岩瀬も例年、そこで自主トレしており、秘けつを盗む格好の場となる。

 さすがの岩瀬も近年は衰えが見え始めた。リリーフ登板を「どこでも投げますが、自分の居場所がここなのかな。来年は60試合が目標」という田島が、先輩のような鉄腕に育てば、竜の未来は明るい。

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2012年12月10日のニュース