少年大会主催が縁…柏市内に“フィールド・オブ・ヒロヤス”?

[ 2012年12月10日 06:00 ]

田中浩康カップの優勝チームナインにメダルを授与するヤクルト・田中

 来年にも千葉県柏市に、ヤクルト・田中の名を冠した少年野球場が誕生する。同市の東実健康保険グラウンドで行われた「田中浩康カップ」の閉会式に出席した田中に対し、同市スポーツ少年団野球専門部会長の木村猛氏(64)が「田中君に感謝している。(球場に名を付ける)そのことを市にも働きかけたい。可能性のある球場がある」と話した。

 田中が柏市で小学生時代を過ごした縁で開催に尽力した少年野球大会「田中浩康カップ」は3回目を迎え、今年は最多の32チームが参加。同市のスポーツ振興に大きく寄与したとして、木村氏ら大会関係者が田中への感謝の気持ちとして、「フィールド・オブ・ヒロヤス」の実現を推進する。

 田中は、自らの名を冠した球場については「少年たちの野球をする環境を少しでも広げたい。実現したら(球場の)改修をしたいですね」と声を弾ませていた。

 ≪主な個人名付き球場≫

 ☆旭川スタルヒン球場 旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場の愛称。旧旭川中出身のビクトル・スタルヒン投手(元巨人)の功績を称えて命名。

 ☆川上哲治記念球場 99年3月に熊本県人吉市に創設。現役時代に打撃の神様と呼ばれ、巨人の監督としてもV9を達成した川上氏が、同市で生誕したことが由来。

 ☆王貞治記念グラウンド 04年7月に完成した、東京都八王子市にある早実グラウンド。功績と名誉を称え、同校OBである王氏の名を付けた。

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2012年12月10日のニュース