2年目小山がプロ2勝目!巨人、3連勝でM11に

[ 2012年9月11日 20:50 ]

広島戦に先発した巨人・小山

セ・リーグ 巨人6―3広島

(9月11日 東京D)
 また“孝行息子”が現れた。巨人は2年目の小山が8回5安打無失点と好投。6―3で広島を下し、引き分けを挟んで3連勝。リーグ優勝へのマジックナンバーを11とした。

 初回1死三塁から「走者が三塁にいる場面で結果を出せていなかったで、絶対に打ってやるという気持ちで打席に入った」という坂本の左前適時打で1点を先制。3回には4番の阿部が22号に2ラン。「高めのスライダーに自然と体が反応してくれた。完璧」という主砲の一打でリードを広げ、5回に1点、7回に2点と着実に加点。打線の力強い援護に2年目の右腕も躍動した。

 速球は140キロ台前半ながらスライダー、フォークなどの変化球を交えたテンポのいい投球でピンチらしいピンチのないまま7回まで3安打の快投。8回に1死一、二塁のピンチを迎えたが、天谷を中飛、菊池を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 「優勝の懸っている時期にチームの勝利に貢献できてうれしい。先頭打者を打ち取れたのでリズムよく投げることができました」。先制打を含む2打点と活躍した同い年の坂本とともにお立ち台に上がった小山が照れたように笑みを浮かべた。

 9回に2番手で登板したルーキーの田原がエルドレッドに特大弾を浴びるなど、3点を失ったのは“ご愛嬌”だが、小山がプロ入り後最長となる8回を投げて2勝目を挙げたとあって原監督の表情も明るい「いいですね。前回よりも、また1ランク上がったのかなという感じ。いいピッチングでした」とベタ褒め。「若武者らしく、回を追うごとに成長してくれれば」とさらなる飛躍を期待していた。

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