おかわり弟サヨナラ初V!兄より先に西武Dで胴上げ

[ 2012年9月11日 06:00 ]

<全日本クラブ野球選手権決勝 滋賀・高島ベースボールクラブ・和歌山箕島球友会>1回無死、山下の三ゴロをさばく滋賀・高島ベースボールクラブの中村

スポニチ後援第37回全日本クラブ野球選手権大会最終日 滋賀・高島ベースボールクラブ2-1和歌山箕島球友会

(9月10日 西武D)
 決勝が行われ、滋賀・高島ベースボールクラブ(東近畿)が延長10回タイブレーク方式の末、和歌山箕島球友会(西近畿)を2―1のサヨナラ勝ちで下し、初出場初優勝を飾った。西武・中村剛也内野手(29)の弟・光佑(みつすけ)主将(27)がバント安打2本に1犠打の活躍を見せ、兄の本拠で一足先に頂点を勝ち取った。同チームは第38回社会人野球日本選手権大会(11月3日開幕、京セラドーム)の出場権も獲得した。

 中村が兄そっくりの目元を緩ませ、歓喜の輪に飛び込んだ。1死満塁から試合を再開するタイブレーク方式の延長10回、1番・福田の中犠飛でサヨナラ勝ち。パ・リーグで優勝争いを演じる兄が本拠とする球場での優勝に「本当にうれしい」と笑みを浮かべた。

 1メートル72、68キロで、本塁打王3回の兄とはタイプが異なる。守備位置は同じ三塁だが、打順は2番。決勝もバント安打2本に1犠打で勝利に貢献し「お兄ちゃんみたいに本塁打を打てるわけじゃない。犠打とか四球を選ぶのが僕の仕事」とつなぎ役に徹しての優勝に納得の表情だ。

 大会前には6日の西武―ソフトバンク戦(西武ドーム)のチケットを兄にねだり、チーム22人全員で観戦。「初めての選手も多いので球場の雰囲気を味わえたのも大きかった」と感謝した。

 大阪桐蔭時代は西岡(ツインズ)と同期だったが、プロには進めず京産大に進学。現在は製本機を製造する太陽精機びわこ工場で勤務しながらクラブチームでプレーする。1日8時間の勤務を終えた後に、野球専用ではない運動公園での練習と環境は決して良くない。それでも、日本選手権に向けて「チーム一丸となって(企業チームの)足をすくってやりたい」と意気込んでいた。

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