松井惜しい!大飛球も一番深いところで2戦連発ならず

[ 2012年6月1日 06:00 ]

<レイズ・ホワイトソックス>8回、中飛に倒れる松井秀喜

ア・リーグ レイズ3―4ホワイトソックス 

(5月30日 セントピーターズバーグ)
 もう少しで2戦連発だった。8回の第2打席。レイズの松井が中堅左に大飛球を放った。しかし、フェンス1メートル手前で捕球された。本拠地トロピカーナ・フィールドは変則的な形状で中堅左は125メートルと最も深かった。

 「当たりは良かったけど、一番深いところに飛んだ」。そう悔しがる松井に対し、ジョー・マドン監督も「他のほとんどの球場なら本塁打だった」と振り返った。

 前日は昇格即本塁打でデビュー戦を飾ったが、この日は先発を外れた。4点を追う6回無死一塁で代打出場。見逃し三振に終わったが、先発野手3人の守備位置が変更され左翼を守った。人工芝球場で2試合続けて守るのは、両膝手術前の07年7月以来。「マドン・マジック」と呼ばれる変幻自在の采配と、松井が「問題ない」という体調の良さが出場機会を増やすことになる。

 指揮官は松井の起用法について「常に想像力を働かせている」と左翼、DH、代打に加え、37歳のチーム最年長として若手を支えるリーダー役の「一人4役」を期待している。背番号35は「(準備もスタイルも)基本的には変わらない。自分の野球をやるだけ」と自然体を貫き、新天地でも存在感を示す。

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