なぜ奇策 DeNA 選手層の薄さ顕著 中畑監督「イチかバチか」

[ 2012年6月1日 08:11 ]

交流戦 DeNA2-2ソフトバンク

(5月31日 北九州)
 正攻法で勝てない。そこに最下位・DeNAの弱さがある。同点の8回2死一、三塁で打席は代打・一輝。そこで仕掛けた「フォースボーク」は、ソフトバンク・岡島のそつのないプレーに阻まれ、代走の三塁走者・梶谷が本塁憤死した。

 成功の確率が低いプレーをあえて選択した理由は、一輝が全くタイミングが合わずに1ボール2ストライクと追い込まれたから。

 中畑監督は「戦術としてはイチかバチか。簡単に2ストライクに追い込まれたらやろうと決めていた。ウチにとってはやらないといけないプレー」と説明した。

 機動力を使うのはDeNAの色ではある。だが同点の終盤に、しかも代打を送った場面で奇襲に頼らざるを得ないあたりに選手層の薄さが顕著に出た。

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2012年6月1日のニュース