杉内先輩から刺激！鹿実トリオ好投　東邦ガス８強入り

　紅龍旗争奪野球は３１日、東京ドームで１回戦の残り２試合が行われ、８強が出そろった。東邦ガス（ガス）、キャプティ（設備）がそれぞれ快勝し、準々決勝進出を決めた。準々決勝４試合は５日に東京ドームで行われる。

　東邦ガスが、鹿児島実出身の３投手によるリレーで快勝した。前日には同校の先輩の巨人・杉内が、同じマウンドで無安打無得点の快挙を達成。その余韻が残るマウンドでの好投に、先発したエース川口は「初めてのドーム。杉内さんと同じマウンドに立てたのがうれしい」と満面の笑み。２番手の砂田も「きのうの杉内さんの後を使わせてもらえるのは本当にうれしかった」と先輩に続く好投を喜んだ。

　＜キャプティ　８強入りも長嶺監督「引き締めないと」＞昨年準優勝チームが好発進した。３回までに高橋、鎌田の適時打などで４点を奪取。投手陣も大井、大城の継投で７安打を浴びながら１失点に抑えて逃げ切った。だが、打線は１１安打を放ちながら１１残塁と、４回以降は追加点を奪えず４得点止まり。長嶺雄介監督は「チャンスで簡単にフライを上げる。引き締めないと次はやられる」と打線の奮起を促していた。