41歳にして衝撃 佐伯「体のサビが落ちた」“落合流”財産にもうひと花

[ 2011年12月24日 08:48 ]

 中日在籍はわずか1シーズンだったが「夢のような一年だった」と振り返る。百戦錬磨の佐伯にとっても、常勝軍団の落合竜での一日一日は、これまでの経験にないほど濃密なものだった。

 「一年ですけど、尊敬する落合監督の野球を体験できたのは財産になるし、日本シリーズまで経験させていただいた。感謝の気持ちでいっぱいです」

 昨秋に横浜を戦力外となり、落合前監督に拾われる形で中日入り。チームの緊張感、練習時間とその量。最下位の常連だった古巣とは全く違う環境で、41歳にして衝撃を受けた。

 残念ながら、バットでチームを引っ張ることはできなかったが、連日の居残り練習で球場を後にするのはほぼ最後。ベンチでは一番大きな声を出しナインを鼓舞した。

 「この一年で体のサビが落ちたと思う。どこも悪くないし、気持ちも折れていない。野球ができるなら、どこに行ってでもやりたい」

 進路は未定だが、現役続行を希望。もし将来、指導者になることがあったとしても、この一年で学んだことは大きな武器となるはずだ。

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2011年12月24日のニュース