李大浩 本塁打より出塁率重視の出来高契約結んでいた

[ 2011年12月24日 06:00 ]

 本塁打よりも出塁!? オリックスが李大浩内野手(29)と出塁率重視のインセンティブ契約を結んでいたことが23日、分かった。

 韓国球界で通算225本塁打を放つなど、長打力抜群の強打者に球団が求めるものは出塁率だった。総額3000万円のインセンティブのうち出塁率が占める割合は全体の4割(1200万円)程度で・333から出来高が発生するとみられる。打点部門もほぼ同額で、本塁打について球団関係者は「そこを重視していないので、額としては低い」と話した。4番・李大浩の後にはT―岡田、バルディリスなど得点力のある打者が続く構想だけに、打線全体の機能性を高めるためのメッセージを契約の中に盛り込んだ格好だ。

 李大浩は今月6日、韓国・釜山での入団会見で「四球でも死球でも塁に出る」と出塁への高い意識を口にしていた。四球を選ぶことで選球眼が良くなり、結果的に本塁打増につながる効果にも期待する。韓国で2度の3冠王に輝いた男は16年ぶり優勝のために、まずは「出塁率王」も視野に入れる。

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2011年12月24日のニュース