ソフトボール部出身 日本ハム 大嶋 早大総長直々に激励に感激!

[ 2011年12月24日 08:25 ]

<早慶戦祝賀会>広島4位指名の土生(左)と日ハム7位指名の大嶋(中)は、部旗を背に拳を合わせる

 初夢は札幌ドームでの一発だ!日本ハムにドラフト7位で入団した早大ソフトボール部出身の大嶋匠捕手(21)が23日、東京・新宿区の早大キャンパス内で行われた「第1回総長招待 早慶戦優勝部祝賀会」に出席した。

 札幌ドームでアーチを放つシーンを年明けの「初夢」に見たいと宣言するとともに、将来の夢としてメジャー行きを口にするなど、異色ずくめのキャラクターぶりを存分に発揮した。

 ソフトボール出身で本格的な野球経験がないという異色の経歴に、体重95キロのおかわり体形。並の新人とはひと味もふた味も違うキャラクターの大嶋が、臆することなくでっかい夢を語った。

 「初夢ですか?札幌ドームで本塁打を打ってる夢を見たいですね」。球界を騒然とさせたドラフト指名から約2カ月。この日出席した「第1回総長招待 早慶戦優勝部祝賀会」は、早大体育会の中で早慶戦に勝利した29部43チームが招かれたもの。大学関係者ら約250人が出席する中で、ドラフトまで無名の存在だった大嶋は次々と写真撮影をせがまれるなど大人気。「今まで交流のなかった同学年の人とも話すことができて、楽しいひとときでした」と笑顔で振り返った。

 会場では驚きのひとコマもあった。早大の鎌田薫総長から「期待してるぞ」と直々に激励されたのだ。「初めて声をかけてもらいました。やってやるぞという気になりました」。徐々に高まる周囲の期待が、自然とパワーに変わる。祝賀会では広島にドラフト4位で入団する硬式野球部の土生(はぶ)主将とも談笑。同じ左打者で、プロで対戦する可能性もあるが「自分がまず1軍で結果を出すレベルまで上げないと」とした上で「競技は違えど同じ早大の同級生。いい刺激をもらえたら」と話した。

 正月は例年通り群馬県前橋市の実家で過ごす予定だ。そこで見る初夢は本拠地での初アーチ。そして「(将来的な)夢はメジャーです。夢はいくらデカくてもいい」と、ビッグドリームも口にした。何から何まで破天荒な大嶋には、ファンに新たな期待を抱かせる大物感が漂っている。
 

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2011年12月24日のニュース