杉内 巨人入団会見!背番号と同じ18勝狙う!

[ 2011年12月24日 06:00 ]

<杉内・巨人入団会見>背番号18のユニホームを披露する杉内は原監督(左)に肩をたたかれ、笑顔を見せる

 ソフトバンクからFA(フリーエージェント)宣言して巨人入りを決めた杉内俊哉投手(31)が23日、都内ホテルで正式契約を交わし、入団会見に臨んだ。総額20億円の4年契約で背番号は18。原辰徳監督(53)も同席した会見で、ユニホームに初めて袖を通した左腕は、新天地1年目の来季を勝負の年として、自身が沢村賞に輝いた05年に挙げた自己最多の18勝をノルマに設定。「巨人・杉内」として、チーム3年ぶりの優勝に貢献する。

 周囲の注目を一身に集めるであろう来季。だからこそ、杉内はその1年を特別な時間とした。

 「来年1年が勝負だと思っている。ファンの方々に背番号18として認めてもらえるように頑張りたい」

 19日の巨人入り表明時にもなかった、晴れ晴れとした表情を浮かべた左腕の来季にかける思いは強い。これまでは数字の目標を口にしなかった男が「05年に18勝という数字を残して以来そのキャリアを超えていない。超えられるように18勝を目標にやっていきたい」と言い切った。同年は18勝4敗で沢村賞を獲得し、チームもレギュラーシーズン1位。新天地で、再び同じ頂を目指す。

 会見では移籍の決め手となった背番号18のユニホームに初めて身を包んだ。エース番号を背負うことに「凄く重たい背番号。今後、この背番号を誰かに渡すときにもっと重い背番号にして渡せるように。努力してやっていきたい」と慎重に言葉を選んで、表情を引き締めた。

 幼い頃に憧れ、09年の第2回WBCでともに戦った原監督からは「野球人・杉内として戦いざまを見せてほしい」と期待されると「野球に対する熱い思いは誰にも負けていない。前面に出してプレーしたい。巨人が優勝して、しかも先頭に立ってやっていきたい」と言葉に力を込めた。

 内海、沢村らがライバルとなる開幕投手についても「内海という素晴らしいエースがいる。負けないようにやっていこうと思う」ときっぱり。故郷を出て、子供の頃からファンだった巨人でスタートさせる第二の野球人生。杉内がその一歩を踏み出した。

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2011年12月24日のニュース