「末代までの恥」から1年 開星高監督 復帰後初めて公式戦指揮

[ 2011年4月22日 17:37 ]

 昨年の選抜高校野球大会に開星高(島根)を率いて出場し、1回戦で敗退後に不適切な発言で監督を辞任した野々村直通氏(59)が22日、松江市営野球場で行われた春季島根大会で、同校の監督復帰後初めて、公式戦の指揮を執った。

 試合は安来高に11―3の七回コールドゲームで快勝。復帰戦を白星で飾り「感無量だ。野球から離れていて心が空虚だった。悔いのないようにやるだけやってみたい」と感慨深げだった。昨年3月に監督を辞任してからは授業で生徒とは接するが、野球では関わらなかったという。「あえて野球に背中を向けた。(練習場横の)駐車場から帰るのがむなしかった」と話した。

 野々村氏は、21世紀枠で出場した向陽高(和歌山)に敗れた際に「21世紀枠に負けて末代までの恥」「腹を切りたい」などといった発言が問題となり辞任。12日に監督に復帰していた。

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