オーナー夫妻離婚で…ドジャース、MLB監視下に

[ 2011年4月22日 06:00 ]

 大リーグ機構は20日(日本時間21日)、マッコート・オーナー夫妻が離婚申請中で球団経営状況の悪化が懸念されているドジャースを、MLBの監視下に置くとのバド・セリグ・コミッショナーの声明文を発表した。機構が球団を監視下に置くのは、昨年2~8月のレンジャーズ以来となる。

 マッコート夫妻は04年1月にド軍のテレビ放映権を持つFOX局から球団を買収。しかし、夫妻の離婚による財産分与で、球団所有権をめぐる争いが紛糾。地元紙は、夫のフランク氏が同局から放映権料3000万ドル(約24億6000万円)を借り入れし、選手給料の支払いに当てているという。

 フランク氏は「ガイドラインに沿ってやっている。コミッショナーの動きは理解に苦しむ」とのコメントを発表したが、今後は球団経営を査察する人材がMLBから送り込まれた上、機構主導で新オーナーを選定する運び。候補には元オーナーのピーター・オマリー氏が挙がっている。

 その中、チームは20日のブレーブス戦に快勝。登板のなかった黒田は「補強がしやすくなる部分もあると思うし、いい意味でチームが変わればいい」と話した。

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2011年4月22日のニュース