由規→館山 ヤクルト15年ぶり2試合連続完封

[ 2011年4月22日 06:00 ]

<ヤ・中>完封勝利を挙げ、女房役の相川とハイタッチする館山(中央)

セ・リーグ ヤクルト2―0中日

(4月21日 神宮)
 今季初勝利を完封で飾ったヤクルト・館山はクラブハウスへ引き揚げると、「ちょっといいですか」とアイシング中の右肘を棚の上に置いた。一度も連打を許さずに123球。20日の由規に続く、継投なしの2試合連続完封は、96年7月14日広島戦(広島)のテリー・ブロス、同16日横浜戦(横浜)の田畑一也以来、球団15年ぶりの快挙だ。

 「由規が攻めのピッチングをしてピンチも切り抜けていた。いいイメージをつけてくれた」

 完封劇の裏には、多彩な変化球を持つ館山ならではの工夫があった。15日の横浜戦(神宮)でスレッジに5号2ランを浴びたチェンジアップを封印。序盤はフォークを要所で使い、内野ゴロを打たせた。フォークを意識させることで後半は直球で勝負した。

 チームは今季初の4連勝で貯金1。小川監督は「投手陣がよく頑張っている。まだ始まったばかり。広島は6連勝でしょ」と上位をにらんだ。

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