日本ハムサヨナラ勝ち!好継投先陣切ったのは41歳の木田

[ 2010年4月30日 21:35 ]

 【日本ハム3-2西武】マウンドに立った4投手の粘りが、今季初のサヨナラ勝ちにつながった。延長十回に及ぶ我慢比べを制し、約3週間ぶりに2連勝。日本ハムの梨田監督が「カードの頭も取れたし、良かったよ」と笑顔を隠しきれなかったのも無理はなかった。

 流れをつくったのは「自分のできることに集中するしかない。必死だった」という先発の木田。6回を3安打2失点で後ろへつなぐ。五回2死一塁で空振り三振を奪った際には、派手なガッツポーズも。「先陣を切って、木田さんが内角を攻めてくれたのが大きかった」と厚沢投手コーチが感心したように、一発のある強力打線を相手に攻める姿勢を忘れない41歳の姿に、リリーフ陣も刺激を受けたようだ。
 2番手の宮西は「木田さんのガッツポーズを見た時に気合が入った。今日の勝ちはすごく大きいと思う」と興奮が収まらない。谷元、ウルフと無失点でつなぎ、打線の勝ち越しをひたすら祈った。
 借金は12と、まだまだ返済には時間がかかる。それでも、昨季まで得意だった「しのぎ合い」で得た勝利が、チームに大きな自信を与えたのは間違いない。

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2010年4月30日のニュース