雄星 G戦前に打撃投手で“追試”

[ 2010年2月25日 06:00 ]

球場を掃除する女性にサインする雄星

 西武・雄星が、28日のオープン戦・巨人戦(サンマリン)の試合前に打撃投手を務めることになった。23日に初めてフリー打撃に登板したが、制球に苦しむなど課題が明らかになり、再登板を首脳陣に直訴。潮崎投手コーチは「いつでも行けますと言っていたからね」と巨人戦前という異例の舞台を用意することを明かした。

 当日はビジター練習のため、フリー打撃は試合開始直前。日曜日とあって大観衆が詰め掛けることが予想され、よりプレッシャーのかかるマウンドとなるが、注目される中で好投すれば自信につながる。潮崎コーチは「試合前でマウンドが使えるかどうかだね」と、巨人側にマウンドの使用を働きかけていく構えだ。

 雄星は2度目の登板について「前回は思い切り投げることだけ考えたので、次はピッチングになってきたなというところを見せたい」と変身した姿でアピールすることを誓った。この日のブルペンでは実戦を意識し、107球のうち、スライダーが34球。「スライダーはきのうより良くなっている。精度も上がってきていると思うので、徐々にやっていきたいですね」と意欲。投球後には工藤からアドバイスを受け、キャッチボールでフォームを確認した。

 バンクーバー冬季五輪で浅田真央が2位発進だったことを伝え聞くと「(真央は)フリーで逆転して勝つことが多いと思うので頑張ってほしいです」とエールを送った。自身も今後を左右するフリー打撃登板で逆転開幕切符に挑む。

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2010年2月25日のニュース