ランディは卒業 「オリのジェフ」に岡田監督もビックリ!

[ 2010年2月25日 14:45 ]

 オリックスの岡田監督が模索する必勝リレーの一角に、まだ1軍登板のない延江が名乗りを上げた。長いリーチを生かした変則的な左横手投げからの“魔球”を武器に、大ブレークを予感させる。

 高校時代はスケールの大きさから「瀬戸内のランディ・ジョンソン」と呼ばれた。入団後は制球難から投球フォームに悩んだが「腕の高さとかいろいろ試したけど、今の投げ方がはまった」。
 試行錯誤でつかんだフォームにはおまけが付いた。150キロに迫る速球が打者のひざ元で予測不能な変化を見せる。指揮官が「打者も分からん。バットの芯を外して打ち取れる」とうなるように最大の武器となった。
 目標は同じタイプで阪神を支えたジェフ・ウィリアムス。「ランディは卒業。これからは『オリのジェフ』です」。左の中継ぎエースへ、自覚は十分だ。(小林陽)
 岡田監督も「マウンドでの姿とコントロールはびっくりするほど変わった。1軍の戦力としてやってくれそう」。

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2010年2月25日のニュース