プロアマ交流大幅規制緩和!4・1から施行

[ 2010年2月25日 06:00 ]

 日本学生野球協会は24日、都内で評議員会を開いて08年5月から検討を重ねてきた日本学生野球憲章の最終案を承認した。4月1日から施行される。

 新憲章下ではプロ、アマ交流の規制が大幅に緩和され、同協会の承認を受ければプロとの試合や練習が可能になることが明文化された。4月以降にプロ側と合同の委員会を立ち上げ、具体的な規約の作成にあたる。プロアマ両者が合意すれば今秋にも巨人―早大など画期的な対戦が実現する。日本学生野球憲章検討委員会の石井紫郎委員長(元東大法学部長)は「プロアマを遮断するのではなく、交流していく」と新憲章がプロとアマの健全な交流を促すことに期待感を示した。

 新憲章では高校、大学の特待生制度を事実上容認。さらに原則として週に1日は部活動の休日を設けること、憲章違反に対する処分の不服申し立て制度の整備、野球部の最高責任者を学校長とするなどと規定した。

 ▼日本高野連奥島孝康会長 プロとの関係では「夢の向こうに」のような交流、指導の機会を広げていきたい。また約4200校のすべてが同じように交流の機会を持てる工夫を今後とも追求したい。

 ▼労組日本プロ野球選手会新井選手会長(阪神) 選手会長に就任してから(プロ、アマ)野球は1つであるべきと思っていた。シンポジウムや昨年の大学日本代表との交流試合など選手が積極的に参加している。野球が1つになり始めたことがうれしい。

 ▼横浜高渡辺元智監督 技術指導までできるようになれば。ワンポイントでもOBの松坂(レッドソックス)や涌井(西武)にアドバイスしてもらえれば、部員にとって凄い励みになる。

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2010年2月25日のニュース