初マスクの城島 観衆どよめく強肩を披露

[ 2010年2月25日 18:51 ]

紅白戦で強肩を披露した阪神・城島

 評判通りの強肩に観衆がどよめく。紅白戦で初めて実戦のマスクをかぶった阪神の城島は、リードの大きい一塁走者の上本を見逃さなかった。鋭いけん制で刺して「あれはおれの回し者だよ。あれなら誰でも刺せる」。冗談交じりだったが、デモンストレーションとしては十分の迫力だった。

 この日は下柳と藤川球の女房役に。先発で2回を1失点(自責点は0)だったベテラン左腕について、城島は「真っすぐ系統でゴロを打たせるのがテーマだった」とあくまでも試運転との口ぶり。かつてダイエー(現ソフトバンク)で同僚だった下柳は「見た目以上に考えてくれる捕手。できるのはみんな分かっている。心配していない」と話した。
 藤川球は力のあるボールでブラゼルのバットをへし折るなど1回を三者凡退に抑えた。初球がボールだったのは1度だけ。右腕は「よくなかった」と言葉が少なかったが、城島は「1球目のストライクを取る。それだけだった」と狙い通りを強調した。攻守両面で期待される城島が、徐々に自らの色を出し始めている。

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2010年2月25日のニュース