乗り継ぎが…モリーヨ 29時間ドタバタ来日

[ 2010年1月28日 06:00 ]

長旅のすえに仙台駅に到着し、笑顔を見せる楽天の新外国人・モリーヨ

 最速167キロの守護神候補がドタバタの来日だ。楽天の新外国人フアン・モリーヨ投手(26)が27日、成田着の航空機で来日した。しかし、成田から仙台への乗り継ぎに間に合わず、急きょ陸路での仙台入り。予定されていた記者会見もキャンセルされた。

 午後9時5分。モリーヨが新幹線で仙台駅に到着した。日本時間26日の午後4時に母国・ドミニカ共和国のサントドミンゴを出発してから29時間が経過していた。成田の到着が予定より13分遅れ、さらに乗り換えの際にターミナルを移動したことでタイムロス。やむを得ず陸路での移動となった。人生で最も長い旅を終え、さすがに疲労の色は隠せなかったが「少し疲れたけど、飛行機の中で寝られたから。今は、楽天でプレーするチャンスをもらえたことに興奮しているよ」。07年のロッキーズ時代にワールドシリーズに進出した際のリングを右手中指に光らせて力強く語った。

 球団はKスタ宮城に“モリーヨ仕様”の球速を計時する大型ビジョンを導入するなど大きな期待を寄せている。乗り継ぎ失敗はご愛きょうだが、セーブ失敗は許されない。1日遅れの会見は、きょう28日に行われる。

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2010年1月28日のニュース