「鳴り物応援」禁止取り消しの訴えは却下

[ 2010年1月28日 11:10 ]

 球場での「鳴り物応援」を禁止されたプロ野球中日ドラゴンズの私設応援団メンバー約100人が、社団法人「日本野球機構(NPB)」と12球団を相手に禁止措置の取り消しや計約1400万円の慰謝料支払いを求めた訴訟の判決が28日、名古屋地裁であった。増田稔裁判長は応援禁止措置取り消しの訴えは却下したが、原告22人に慰謝料計約24万円を支払うよう被告側に命じた。

 原告は「名古屋白龍会」と、「全国竜心連合」に加盟する7団体の計8団体の私設応援団員。
 判決理由で増田裁判長は「意思決定が多数決ではないなど、応援団は民事訴訟法上で団体と認められず、原告としての当事者能力がない」とした。
 一方、NPBが白龍会メンバー22人の球場入場禁止を決定したことについて「主催者側に契約の自由はあるが、22人は観戦中に問題を起こしたことはなく、裁量権の範囲を逸脱しており違法」と判断、慰謝料の支払いを命じた。
 訴状によると、8団体は2008年シーズン中のトランペットなどでの組織的な応援の許可をNPBと球団に申請。しかし12球団と警察庁などで組織し、審査するプロ野球暴力団等排除対策協議会が08年3月にいずれも不許可と判断、NPBが応援禁止決定を出した。また、白龍会代表が暴力団と関係があるとの理由で同会メンバー全員を球場立ち入り禁止とした。

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