ダル今季初実戦相手は「敵か味方か選べ」

[ 2010年1月28日 06:00 ]

 日本ハムのダルビッシュ有投手(23)の今季初実戦が2月20日の紅白戦(国頭)か21日のヤクルト戦(名護)で最終調整されていることが27日、分かった。

 厚沢投手コーチが「対戦相手となる打者は(敵でも味方でも)誰でもいいと言うかもしれないが、敵に投げたいと言うかもしれない。最後はダルビッシュに選ばせたい」と明かし、4年連続開幕投手への“第一関門”をエース自身に決断させる意向だ。

 WBCに出場した昨年は2月11日の阪神戦(宜野座)でマウンドに上がったが、今季は今月17日に心不全で急死した小林投手コーチが昨季終盤に右手人さし指骨折や左腰痛に悩まされた右腕の回復具合を考慮して、実戦登板を約10日ほどスライドする方針を固めていた。

 ダルビッシュも“小林プラン”に異論はなく、26日のスタッフ会議で後任の島崎、厚沢両投手コーチがあらためて確認し合った。早ければチームが沖縄に入る31日にも首脳陣がエースと話し合って日程を決める。

 昨季終了後にはスローペースを宣言したダルビッシュだが、24日に紗栄子夫人の故郷である宮崎で行ってきた自主トレを打ち上げると「キャンプでは初日からブルペンに入るつもりでいる」と明言。頼りになるスーパーエースは3月20日のソフトバンクとの開幕戦(札幌ドーム)へ、さらにペースを上げる。

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2010年1月28日のニュース