アジアシリーズの今秋開催は「困難」

[ 2010年1月28日 06:00 ]

 アジアシリーズ運営委員会は27日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で台湾・中華職棒大連盟(CPBL)、韓国野球委員会(KBO)幹部らが出席して開かれ、日本、韓国、台湾、中国の4カ国・地域の優勝チームが出場するアジアシリーズの今秋開催は困難との認識で一致した。

 アジア大会(中国・広州、野球は11月13日から)と日程が重複するためで、2月の運営委で代替大会について協議する。

 日本シリーズの日程が11月7日までの日本野球機構(NPB)は13、14日中心の日程を提案。だが、昨年の運営委で開催地に内定した台湾がアジア大会にプロで編成するチームで出場することを理由に反対。この日欠席した中国棒球協会(CBA)も同様に反対で、NPBの下田邦夫事務局長は「NPBの事情は理解してくれたが、日程の問題を克服するのは難しかった」と説明した。

 05年に始まった大会は赤字問題から昨年は日韓クラブチャンピオンシップとして縮小開催。来年については台湾が地元での開催を主張した。

 ▼KBO趙照俊国際部長 韓国もアジア大会にプロが出場するが、KBOとしてはアジアシリーズにもどんな日程でも出るつもりだった。代替えの大会には参加したい。

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2010年1月28日のニュース