阪神「日本球界の宝」球児は“売らない”

[ 2009年11月25日 06:00 ]

 阪神・沼沢正二球団本部長(51)は24日、メジャー挑戦の意向を持っている藤川について、海外FA権を取得するまで移籍を認めないことをあらためて明言した。

 「日本球界の宝だから、そうやすやすと出すつもりはない」。藤川は前日「来季も阪神で頑張る」と言いながらも、交渉の中で引き続きポスティング・システム(入札制度)での移籍希望を伝える考えを明かしたが、同本部長は完全否定。06年オフに同システムで移籍した井川(現ヤンキース)とは状況が違うとし「井川は先発で、ポスト井川は(当時)何人かの候補がいた。しかし、藤川はクローザーというポジションだから」と説明した。藤川が海外FA権を取得するのは、最短でも2012年シーズンとなる。

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2009年11月25日のニュース