中大の中村 インディアンスとマイナー契約

[ 2009年11月25日 06:00 ]

インディアンスとマイナー契約を結び、東京タワーを背にユニホームを着てガッツポーズする中村

 中大の中村尚史投手(21)が24日、都内で大リーグ・インディアンスとマイナー契約した。中村は1メートル95の長身から最速149キロの直球を投げ込む大型右腕。東都大学リーグでは今春リーグ戦で挙げた1勝だけ。今秋ドラフト候補だったが指名漏れしていた。

 イ軍ディフレイタス日本担当スカウト(28)は「球団の財産になるように頑張ってもらいたい」とその将来性を高く評価。あこがれだったイ軍のユニホームに袖を通した中村は「夢のよう。マイナーの厳しさは分かっている。日本に帰るつもりはない」と興奮気味に話した。1930年に創部した中大野球部で海外挑戦は初となるが、同席した高橋善正監督(65)も「中大全員が応援する。メジャーに上がれば大騒ぎだ」と期待した。中村は来春2月下旬に渡米。ルーキーリーグのアリゾナ・インディアンスでメジャーへの挑戦をスタートさせる。

 ◆中村 尚史(なかむら・たかふみ)1988年(昭63)1月3日、東京都生まれの21歳。宮前ジュニアーズで野球を始め小6時で1メートル82、60キロ。武蔵工大付中(現東京都市大学付中)では軟式野球部で投手。武蔵工大付1年夏からベンチ入りし、同年秋からエースで高3夏は初戦敗退。中大1年秋からベンチ入りも東都リーグは通算8試合1勝1敗、防御率2・12。家族は両親と妹。1メートル95、90キロ。右投げ右打ち。

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2009年11月25日のニュース