ルーキー東浜“ボクがエースだ”狙って完封!

[ 2009年10月21日 06:00 ]

 東都大学野球秋季リーグ第7週第1日は20日、神宮球場で1回戦2試合が行われ、第2試合で亜大の東浜巨(なお)投手(1年)が中大相手に、7―0で今季2度目の完封で4勝目を挙げた。第1試合は青学大の石井裕大投手(2年)が4―0でリーグ戦初完封を飾って、東洋大を下した。7連敗の東洋大は21日の2回戦に敗れれば最下位が決定する。

【亜大戦
青学大戦


 <亜大 もう“お客さま”じゃない>エース東浜が5安打9奪三振で今季2度目の完封勝利。通算8勝のうち5勝が完封の1年生右腕は「今まで投げた中では一番よかったです。完封を狙っていたので、いくら点差が離れても1点もやらないつもりでした」と満足そうに話した。8月にインフルエンザに感染したため、投げ込み不足から序盤は出遅れたが完全復活。1年生ながら今や完全にエースの立場の東浜は「春にはなかったことなので自分が中心に投げていかないといけないんだ、と自覚しました」。お客さま扱いだった春とは違って生田監督も「体づくりからしないと東都では通用しない」とさらなる成長を促していた。

 <青学大 2年生・石井が殊勲の初完封>リーグ戦2度目の先発となった2年生右腕の石井が2安打完封。チームの連敗を5で止めた。勝ち点を落としたほうが最下位という大事なカード初戦をとり「こういう状況だけに気持ちの強い方が勝つ。打者を威圧するような投球をしようと思いました」と通算3勝目にホッとした様子。それでも河原井監督は「余裕なんかないよ」と入れ替え戦回避へ手綱を引き締めていた。

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2009年10月21日のニュース