守護神崩れドジャース痛すぎる逆転負け

[ 2009年10月21日 06:00 ]

<フィリーズ・ドジャース>6回、ブレークの適時打にベンチで手を叩く黒田(中)

 【ドジャース4―5フィリーズ】ドジャースは守護神ブロクストンが打たれ、あまりに痛い逆転サヨナラ負け。8回2死一、二塁のピンチで救援した今季36セーブの右腕は「相手はいいスイングをしていた。いいゲームだったが、9回はうまくいかなかった」と肩を落とした。ナ・リーグ優勝決定シリーズで1勝3敗から逆転したのは96年ブレーブスと03年マーリンズの2チームだけ。トーリ監督は「この敗戦を忘れることはとても難しいが、とにかく次に勝つこと。そうすればホームに戻れる。3連勝は十分なしうる」とチームを鼓舞したが、88年以来、21年ぶりのワールドシリーズ進出にはもう1敗もできなくなった。

 ≪黒田ブルペン志願も…≫第3戦で1回1/3を6失点で降板したドジャースの黒田はこの日のブルペン待機を志願した。「きのうはそんなに球数を投げていない(39球)。少しでもブルペンが助かればいいかなと。監督に自分から言わせてもらいました」。首脳陣には「延長になれば可能性がある」と言われたが、結局実現せず。ベンチで観戦した右腕は、サヨナラ負けに「嫌な雰囲気はあった。やっぱり短期決戦は大変」と表情は硬かった。

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2009年10月21日のニュース