2人の“脇役天使”に導かれエンゼルス逆転サヨナラ

[ 2009年10月21日 06:00 ]

<エンゼルス・ヤンキース>11回、サヨナラの生還でジャンプして喜ぶエンゼルスのケンドリック

 【エンゼルス5―4ヤンキース】2人の脇役が救った。エンゼルスは11回2死から、この日ソロ本塁打と三塁打のケンドリックが中前打で出塁。続く8回の守備から入ったマシスが左中間二塁打を放ち、86年の同シリーズ以来、23年ぶりのポストシーズンサヨナラ勝ちを決めた。

 「人生で最大のヒットだね。ずっと苦しんできたから」。打撃不振で控え捕手に甘んじてきたマシスは興奮を隠せなかった。ケンドリックも二塁はイズタリスとの併用で、右投手が先発した第2戦は欠場していた。「そういうチームだから。でも全員を信じているし、だから強い」とヤ軍相手に100打数以上の現役選手で最高打率・426を誇るキラーは、全員野球の底力を強調した。これで3度のポストシーズンでヤ軍に挙げた全7勝が逆転勝ち。本拠地に戻り、らしさがよみがえってきた。

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2009年10月21日のニュース