楽天勝利と誰もが思った…スレッジ逆転サヨナラ満塁弾!

[ 2009年10月21日 17:52 ]

9回、日本ハム1死、スレッジが左越えに逆転サヨナラ満塁本塁打を放つ

 【日本ハム9―8楽天】プロ野球の日本シリーズ出場を争うCS第2S(6試合制)は21日開幕。パ・リーグは札幌ドームで日本ハムと楽天が対戦。

 野村克也監督が今季限りで退任する楽天が球団創設5年目で初の日本シリーズ出場を目指し、日本ハムに挑む。日本ハムには1勝のアドバンテージが与えられている。
 日本ハムの先発投手は武田勝、楽天は永井だ。
 日本ハムが1回、1死一、三塁に4番・高橋の犠飛で先制したが、楽天は直後の2回、1死一、二塁、草野の適時打で追いついた。
 4回、楽天は中島の二塁打などでつくった1死二、三塁のチャンスに草野が犠飛を放ち勝ち越した。続くリンデンも適時打で続いた。7回には2死満塁で山崎武が左翼フェンス直撃の二塁打で走者一掃。3点を追加した。
 楽天は8回、日本ハムの反撃を食らい、高橋、スレッジらの適時打で3点を奪われたが、9回に鉄平の2ランが飛び出し4点差、誰もがダメ押し点と思った。
 しかしその裏、日本ハムは1死一、二塁に稲葉の適時打で1点。高橋四球で満塁とすると、スレッジの打球は豪快に左翼スタンドに消えて行った。これがパ・リーグ王者の力だ。劇的な逆転サヨナラ満塁弾で日本ハムが大きな勝利を手にした。

 楽天は打線が活発で終始優位に進めたが、第1ステージで出番がなかった救援陣が終盤にことごとく乱れたのが痛かった。

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2009年10月21日のニュース