「苦しかった」小林宏ようやく今季初勝利

[ 2009年6月15日 06:00 ]

<ロ・神>最後を締めたシコースキーからウイニングボールを渡され抱き合う小林宏

 【ロッテ4―1阪神】ロッテ・小林宏がようやく今季初勝利。先発予定だった唐川が前日に右ひじの違和感で出場選手登録を抹消され、急きょ先発に。中継ぎで2回無失点だった10日広島戦(千葉マリン)から中3日で今季最長8回を1失点に抑えた。

 「本当に苦しかった。1つ勝つのがどれだけ大変かをあらためて実感しました」。今季は白星に恵まれず、交流戦途中からは6年ぶりとなる中継ぎに降格。1点も与えられない場面で、思い切り腕を振る感覚を取り戻したことで140キロ台後半の威力ある直球がよみがえった。24アウト中16個の決め球が直球。切れのある変化球も生きるようになり、今季4度目の3連勝を呼び込んだ。何より欲しかった白星が小林宏につき、チームの逆襲へ弾みがついた。

続きを表示

2009年6月15日のニュース