大矢監督 異例の“全員開幕1軍指令”

[ 2009年1月11日 06:00 ]

軽快な動きでランニングする横浜の新人たち

 横浜の新人合同自主トレが10日、横須賀市内のベイスターズ球場で行われた。山上りなど約4時間の練習で軽快な動きを見せた新人に、視察した大矢監督は「今までとは見る目が違う。最下位からAクラスに行くにはフレッシュなエネルギーが必要。何人がレギュラーで出てくるか」と異例の“全員開幕1軍指令”を出した。

 昨年はどん底の最下位に沈んだだけに新戦力の台頭は上位進出へ欠かせない。特にレギュラー不在のセンターラインはし烈な競争となる。松本は中堅で金城、山崎は遊撃で石川と藤田、細山田も正捕手争いに参戦させる方針だ。昨季防御率4・74と12球団ワーストだった投手陣に加わった藤江、小杉にかかる期待も大きい。指揮官は新人全員の1軍キャンプ帯同を明言。8日の入寮から連日、夜間の室内練習場で2時間以上打ち込んできた松本が「今年入ったメンバーが全員活躍できるようにしたい」と話せば、正月にそった5厘刈り頭に汗を滴らせる小杉も「新人王を獲りたい。三浦さんにも負けたくない」と決意を口にした。例年にない指揮官の期待を背負ったハマの“ルーキーズ”が新風を吹き込む。

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2009年1月11日のニュース