野茂―古田の“夢バッテリー”復活計画

[ 2009年1月11日 06:00 ]

 日本野球連盟の鈴木義信副会長(65)が10日、今夏の都市対抗(8月21日から12日間、東京ドーム)始球式について“ビッグプラン”を口にした。静岡・熱海市内の「指導者研修会&ストレングスコーチ研修会」に参加した同副会長は、今回が第80回の記念大会を迎える社会人野球最大の祭典について「始球式で野茂に投げてもらおうと思って去年の末にオファーを出した。まだ返事はないけどぜひやってほしい」。その上でトヨタ自動車出身で、元ヤクルト監督の古田氏にも近日中に野茂氏の女房役としての出場を要請するとした。

 鈴木副会長は88年ソウル五輪で日本代表監督を務めた。野茂氏と古田氏は同五輪で主力として活躍して、銀メダル獲得に貢献した“教え子”でもある。野茂氏は社会人の新日鉄堺から近鉄を経てメジャーに渡り、昨年7月に現役引退。その一方でNOMOベースボールクラブのオーナーを務めるなどこれまでも社会人球界への恩返し、発展を口にしてきている。関係者も実現を願う中、野茂―古田。1日限りの“夢のバッテリー”が復活するかもしれない。

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2009年1月11日のニュース