横浜“外国人全滅”でフロント粛清

[ 2008年12月23日 06:00 ]

 横浜の亀井進編成部長(62)、銚子利夫編成担当(47)が来年1月から他部署に配置転換されることが22日、分かった。今季は外国人を大量5選手獲得も、2年目のマットホワイトを含めて戦力とならず全選手が退団。外国人の不振が最下位低迷の要因の一つとなり、選手からも契約交渉の場で「しっかりした外国人を獲ってほしい。安いのを頭数そろえても仕方ない」と戦力補強の方向性に疑問を投げ掛ける声が出た。6月に中日からトレードで獲得した石井裕が救援でチーム最多の15ホールドポイントを挙げるなど効果的な補強もあったが、球団は抜本的改革が必要と判断。11月にFAやトレード戦略を練る編成企画部を新設したのに続き、編成部もトップを含めた人事異動に踏み切った。後任には弘田澄男前ヘッドコーチ(59)が就任予定。“フロント粛清”でチーム改革を進める。

 ≪吉村3000万円アップで「すぐにサイン」≫自己最多の34本塁打を放った横浜の吉村が契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸8600万円でサイン。「すぐにサインしました。今年はチーム全体の成績も悪かった。来年は誰にも文句を言われない結果を出したい」と大幅アップにも笑顔はなかった。年明けからレイズ・岩村と沖縄で合同自主トレーニングを予定。「プロ意識をすべて吸収したい。来年は球団の顔が内川、村田、吉村と言われるように頑張らないと。外野でゴールデングラブを獲りたい」と表情を引き締めていた。

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2008年12月23日のニュース