福留 5打席連続出塁も快音出ず

[ 2008年4月3日 09:00 ]

ブルワーズ戦の8回も空振り三振で、この試合無安打に終わったカブス・福留

 カブスの福留孝介外野手は2日、シカゴで行われたブルワーズ戦に「5番・右翼」で出場、3打数無安打だった。内容は四球、空振り三振、投ゴロ、空振り三振。チームは2―8で敗れた。

 満点デビューだったカブスの福留は、2試合目は快音が出なかった。第1打席のストレートの四球で開幕戦初打席からの連続出塁は「5」に伸びた。大リーグ公認の記録専門会社によると、初打席から5打席連続出塁は、福留の母校PL学園高の先輩、松井稼(当時メッツ、現アストロズ)以来、4年ぶりという。
 だが、その後は2三振と投ゴロ。「そこまで悪いということもないけど」と話す表情も曇りがちだった。
 第1打席は初戦の活躍で警戒を強めたバッテリーの配球を見透かしたように落ち着いて球を見極めていた。しかし、先発スーパンも好調で、2打席目はフルカウントからのチェンジアップで空振り三振。4打席目は、ツーストライクになって変化球を意識したのか、右腕リスキーの外角速球を空振りした。開幕シリーズの負け越しが決まった福留は、渋い表情で「まず一つ勝つことが大事でしょうし、何ができるか考えたい」。初勝利が懸かった3戦目に向け、気持ちを切り替えていた。(共同)

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2008年4月3日のニュース