松坂、今季初勝利!1失点2安打9K

[ 2008年4月2日 11:26 ]

アスレチックス戦に先発したレッドソックスの松坂は7回途中まで1点に抑え今シーズン初勝利

 レッドソックスの松坂大輔投手は1日、オークランドでのアスレチックス戦に先発し、初回に2者連続三振を奪う最高の立ち上がりをみせたが、2回先頭の4番・カストに左越えの本塁打を打たれ先制点を許した。

 その後はストレートが走り、6回3分の2を投げ96球、2安打9奪三振無四球で勝ち投手の権利を得たまま岡島秀樹投手に交代した。
 試合はレッドソックスが2-1で逃げ切り、松坂は今季初勝利を挙げた。

 ≪松坂、教訓生かし好投≫教訓をしっかり生かした。松坂は、米国では初戦となるアスレチックス戦で先発。日本で行われた25日の開幕戦に続き今季2度目の“開幕投手”としてマウンドに立つと、7回途中1失点と好投し、勝ち投手の権利を得て降板した。
 四死球はなく、6四死球と制球が定まらなかった前回とは見違える内容だった。1回に連続三振を奪うなど、カットボールを有効に使って9三振を奪う。2回先頭のカストに初球を左翼に運ばれたが、ストライク先行を意識したゆえの落とし穴だった。
 昨季は日本に比べ滑るボールに悩まされ、球を離す位置やフォーム固めに苦労した。だが、今年はキャンプ序盤からフォームが安定し「ことしはそれなりの対応ができるし、結果を出すつもりでいる」と話していた。
 腰痛で戦列を離れていたベケットが6日のブルージェイズ戦で復帰する見込みで、次回は本拠地フェンウェイ・パークの今季初戦となる8日がほぼ確実。米メディアからは「ミスター・オープナー(開幕)」の声が上がる重責を担っての登板が続くが、メジャー2年目の右腕は、自信を持って戦いに臨む。

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2008年4月2日のニュース