復帰の森野が適時打

[ 2008年3月21日 18:30 ]

6回中日1死満塁、森野が右前に同点打を放つ

 【中3―2広】中日は左手甲骨折から復帰し、オープン戦初出場の森野が6回に適時打を放った。振りもシャープで開幕には間に合いそうだ。ベテランの山本昌は5回2失点だった。広島は19歳の前田健が六回途中2失点で先発枠入りを決定的にした。

 ≪復帰戦でいきなり適時打≫開幕まであと1週間。中日にとって欠かせない男が戻ってきた。キャンプ中に左手甲を骨折した森野が7番・中堅で先発出場。復帰戦でいきなり適時打を放った。
 6回一死満塁で青木勇のほぼ真ん中に入った直球を、詰まりながらも右前へ。ただ本人は「結果よりも試合に出られたことが良かった」とほっとした表情を浮かべた。
 昨年はバッテリー以外の7ポジションをこなし、チームでウッズに次ぐ97打点をたたき出した。今季は3番・中堅として期待されていたが、キャンプ途中で離脱して名古屋でリハビリを行っていた。ギプスが外れてから2週間あまりでの復帰に森野自身も「こんなに早く治るとは」と驚いて見せた。
 この日は中堅、三塁、一塁を守り、高代野手総合チーフコーチは「(開幕戦に)出るよ」と断言。森野は「あと少しだが思い切ってやって、不安なく開幕を迎えたい」と表情を引き締める。連続日本一を目指す中日に、一つだけ欠けていたピースがそろった。

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2008年3月21日のニュース