イチロー3安打 二塁打2本放つ

[ 2008年3月21日 14:48 ]

パドレス戦の1回、三塁内野安打を放つマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチロー外野手は20日、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレス戦に「1番・中堅」で出場、二塁打2本を放ち4打数3安打だった。内容は三塁内野安打、右中間二塁打、左直、左翼線二塁打。城島健司捕手は出場しなかった。パドレスの井口資仁内野手は「2番・二塁」で出場、3打数無安打だった。内容は空振り三振、見逃し三振、二飛。試合は延長10回、6―6で引き分けた。

 イチローはさまざまな方向に打ち分けた。試合開始直後に球足の速いゴロで三塁手のグラブをはじき、2打席目は右中間をライナーで真っ二つに割った。3打席目は左翼手の好守に鋭い当たりを阻まれたが、最後の打席はホフマンのチェンジアップを意図的に三塁後方へ落とした。それぞれの状況で理想的なスイングができている。
 出場予定のオープン戦は10試合を切った。仕上がりは目に見えて上がってきたが、イチローはいつも以上に淡泊だ。完ぺきな4打席に見えたが、という問いに「完ぺきかどうかは分からない」と話しただけ。今オープン戦初の3安打よりも、無安打が続いていた時期のほうが明らかに口数が多い。

 ≪2三振、2失策の井口≫井口は攻守にいいところなし。まず1回1死一、三塁で正面のゴロをはじいた後に一塁悪送球のダブルエラー。打席でも2三振を喫した。しかし、さっぱりした顔つきだ。守備のミスは「グラウンドが固くなっていたので跳ねるかな、と思ったらその通り」と苦笑い。打撃も含め「こういう日もある。オープン戦だからよかったよ」と気持ちを切り替えていた。(共同)

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2008年3月21日のニュース