福留3三振「何とかしないと…」

[ 2008年3月21日 09:40 ]

ロッキーズ戦の第4打席、空振り三振に倒れたカブスの福留

 カブスの福留孝介外野手は20日、アリゾナ州メサで行われたロッキーズ戦に「5番・中堅」で出場、4打数無安打だった。内容は見逃し三振、空振り三振、三ゴロ、空振り三振。カブスは8―6で勝った。

 イメージしている打撃と実際が違うのだという。試合の中でも修正はできなかった。福留が4打席で3三振。本調子から遠い打撃が続いている。オープン戦が調整の場である以上、結果にそれほどの意味はない。福留自身はこのスランプを「(キャンプでは)よくある。いつか来ると思っていたら、たまたま今来ただけ」。現状を冷静に見詰めようとしている。
 「何とかなるというより、何とかしないといけない」と、対処法は見つかっていない。外角いっぱいの速球を見逃した最初の三振は「ボールだと思った」と意に介さなかったが、速球に振り遅れた2つ目を「今の悪いところがすべて詰まっている」。3つ目は、外に逃げていく変化球を追いかけて振る、福留らしくないスイングだった。
 「原因がある程度はっきりしているのが救い」というが、「悪いときに焦っても仕方ない」と練習量には解決を求めていない。落ち着いて考えを整理し、修正に取り組んでいく。

 ≪中堅も試す≫福留が、初めて中堅でプレー。既に定位置は右翼で決まっているが、バックアップとして試したいピネラ監督の意向でこの日の起用となった。しかし、試合前に2時間近く続いた選手会のミーティングで守備練習がままならず、「ちょっと感覚が違った。守りながら感覚を合わせるのが大変だった」。ミスはなかったが、慣れない景色に戸惑った様子だった。(共同)

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2008年3月21日のニュース