最終試験も散々 由規2軍落ち

[ 2008年3月14日 06:00 ]

<ヤクルト・ソフトバンク>4回を投げ終え由規は、ベンチに引き上げる

 【ヤクルト0―9ソフトバンク】ヤクルトの18歳右腕、由規は最終テストを乗り越えられなかった。4回を投げて6安打6失点(自責点4)。4回には3連続四球で押し出しも。試合後のクラブハウスで高田監督から「いくら球が速くても1軍のレベルには達していない。しっかりやってこい」と2軍降格を告げられた。

 由規はサバサバした表情で「まだまだです。やることをしっかりやれていない状態なので。脱皮しないと。きょう投げて、納得がいきました」。この日は最速149キロ。スライダー、チェンジアップも随所で切れた。しかし、対戦を熱望していた松中を含めて5三振を奪いながら、走者を出すと一本調子となった。前回登板は2回69球。この試合も4回で90球と球数の多さがリズムの悪さを象徴していた。荒木投手コーチも「課題?すべて。試合の中でやるしかない」と指摘した。
 高田監督は再昇格について「上(1軍の状況)次第。短い時間でレベルアップする可能性はある」とした。とはいえ由規本人は「先は長い。焦らずやりたい。中田も2軍?周りどうこうじゃなく自分でやるべきことをやる」ときっぱり。157キロ腕が逆襲へ再出発する。

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2008年3月14日のニュース