成瀬 スロー調整も「焦らずやる」

[ 2008年2月3日 06:00 ]

成瀬(左)と小林宏は地元ファンの支援を受けながら長距離走を行う

 ロッテ・成瀬が“王様調整”だ。初日は投手19人中、唯一投球しなかった左腕は大トリで今年初のブルペン入り。ほとんどの投手が捕手を座らせる中、立ち投げ40球で切り上げた。「50球ぐらい投げようと思ったけど疲れちゃって…。バランスも悪かったですね」

 防御率、勝率のタイトルを獲得した昨季は北京五輪アジア予選でも力投。短いオフの間は疲れを取り除くことを優先し、肩の出来上がりは例年より遅い。それでもバレンタイン監督は「十分に必要と思う時間を取るべき。成瀬が気分良くやっていると、こちらも気分が良くなる」と調整を一任。1年間ローテーションを守ったのは昨季だけだが、信頼度はチーム随一だ。持久走でも後方追走とマイペースの成瀬は「焦らずやる。肩はすぐできる方だし、期待に応えるよう頑張る」。シーズンでも“王様級”の成績を残す。

続きを表示

2008年2月3日のニュース