やっぱり上野由岐子だ! 4723日ぶり、またも米国の前に仁王立ち 6回途中、後藤に継投へ

[ 2021年7月27日 21:50 ]

東京五輪第5日 ソフトボール決勝戦 ( 2021年7月27日    横浜スタジアム )

<東京五輪・ソフトボール 日本・米国>力投する上野(撮影・小海途 良幹)
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 ソフトボールの決勝戦が27日に行われた。

 米国の前に、またも立ちふさがったのが、08年北京五輪でも仁王立ちした先発の上野由岐子だった。

 まずは初回に、先制の危機を防いだ。1死三塁から、3番チデスターに投じた球が低めに外れて暴投。三塁走者のリードが本塁へ生還を試みたが、捕手・我妻からの転送されたボールを上野がホーム直前でタッチし、封殺。これで波に乗った。

 2回に投ゴロ併殺でしのぐと、3回を3者凡退。すると、打線が4回に先制点を奪い、好投していた上野を援護して1点を先制。これに応えるように、上野は4回も3者凡退でしのいだ。

 さらに追加点をもらった5回も、先頭のアギュラーに四球を与えたが、後続は打ち取って無失点。6回先頭のモールトリーに左前打を許して、2番手の後藤にマウンドを譲ったが、十分な働きだった。

 上野といえば、代名詞となっているのが「魂の413球」。2008年北京五輪で、8月20日の準決勝の米国戦と決勝進出決定戦のオーストラリア戦に連投。さらに、翌21日の決勝戦の米国戦も完投し、2日間3試合で413球を投げ、日本を悲願の金メダルへ導いた。

 あれから、4723日ぶり。またも上野が仁王立ちした。

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