芳田の高校時代恩師 植え付けた自主性「割と伸び伸びとやらせた」

[ 2021年7月27日 05:30 ]

東京五輪第4日 柔道女子57キロ級 ( 2021年7月26日    日本武道館 )

銅メダルを手にする芳田(撮影・小海途 良幹)
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 福岡・敬愛高での3年間、芳田を指導したのが吉元幸洋総監督だ。中3で全国制覇するなど活躍していたが、「(柔道も性格も)固められている感があった。そこは崩さないといけないと感じた」という。中学で親元を離れての寮生活と厳しい生活の毎日で、入学当初は指示待ちばかりだったといい、「柔道は自分でやらないといけない。だから自主性を植え付けた。割と伸び伸びとやらせた」という。

 吉元氏が正統派の技術を重んじる天理大出身ということもあり、「特に握る位置、握り方はもの凄くこだわって指導した」と組み手を基本から叩き直した。得意としていた内股も入り方から方向や角度などを細かく指導。若年代で勝てる柔道から、シニアになっても通用する柔道へと変革していった。

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